「メンズエステは高騰している。だからこそ同じお金を払うならここに来たいと思ってほしい」
そう話すのは「アロマロール」の小峰ゆうなさん。
お客さまが来やすく、女の子が働きやすい“THE メンズエステ”を作りたい。そのためにやれることはすべてやると意気込む。
AROMA L’ORを今後どういうお店にしていきたいのか。独立に至った経緯や想いなどを聞いてきました。
マイホームのような空間でお出迎え。過去の自分がやってほしかったことは全部したい
── さっそくですが、どうして独立しようと思ったのですか?
小峰ゆうなさん:自分の理想をかたちにしたいと思ったからです。セラピストとして働いて1年くらいなのですが、色々と思うところがあったんですよ。
例えば、部屋の内装。当時のお店はけっこう簡素な感じでした。自分の理想とするお客さまをお迎えする部屋のイメージとは違った。
私は部屋へのこだわりが強いほうなので、今この部屋も自分でDIYしています。
── えっ、これ全部ご自身で!?
小峰ゆうなさん:毎日コソコソとやっています(笑)
お客さまをお迎えする部屋は家に帰ってきたような、ゆっくりと過ごせる空間にしたいです。「高級感あるけど、なんか落ち着くな」みたいな。
部屋の演出や照明の色にもこだわりたいですね。
── 素敵ですね。他にも実現したい理想のかたちはありますか?
小峰ゆうなさん:セラピストがきちんと稼げるようにしたいですね。
広告掲載やお店のTwitter運用にも力を入れて、お客さまを呼ぶ努力をする。セラピストが困っていたら電話にちゃんと出てあげたり、改善提案にも耳を傾けたい。
ここに至るまでの自分がやってほしかったことはできる限りやってあげたいですね。
── なるほど。素晴らしいですね!
お客さまにもセラピストにも愛される。広瀬さんとともに“THE メンズエステ”を目指す
── 昨今のメンズエステ業界に思うことはありますか? もしくはお店をこうしていきたいとか。
小峰ゆうなさん:単純に高騰化しているなと思いませんか? 昔と比べてかなり高くなってきている。衣装も色々出てきたり、内容にも色々変化があったり…。
そんななかでAROMA L’ORは、セラピストが働きやすくて、お客さまが来やすい“THE メンズエステ”を目指したいなと思っています。
── なるほど。
小峰ゆうなさん:お客さまも安心して来店でき、セラピストも安心して働ける。そんな環境です。
だからこそ、今後も長くセラピストをやっていきたいと考えている人と一緒に働きたいですね。
研究熱心で講習行ってみたりとか、Twitter頑張ってみたりとか、何かしら頑張って続けられる人と一緒にやっていきたいです。
最初は施術下手でもいい。頑張りが見える人は伸びるし、私もアドバイスもできる。それに広瀬(みか)さんに相談もできますし!
── あっ、そっか! 広瀬さんと一緒に運営されるんでしたっけ?
小峰ゆうなさん:はい、師匠と一緒に運営できるのは本当に嬉しいです! あの方にバックアップいただけるのは、うちの強みにもなると思います。
── 確かに。強みですね。セラピストやお客さまとの向き合い方について考えられてることはありますか?
小峰ゆうなさん:セラピストとの向き合い方に関してですが、相談しやすい環境を作ってあげたいです。
施術の悩みやセラピストとしての悩みなど、いつでも話を聞いてあげたい。先ほどもお話ししましたが、広瀬さんもいるので広瀬さんも相談に乗ってくれるはず。
あとは食事会してみたり、プチイベントしてみたり、楽しいお店を作っていきたいですね。
── 素敵ですね。一方で「そういうのちょっとな〜」と思う方にはどう対応しますか?
小峰ゆうなさん:もちろん無理強いはしないです。向き合い方の距離感の問題だと思うので、そこは一緒に働く方がどういうタイプかを見極めて使い分けていきたいなと思います。
食事の場などでざっくばらんに話せるのがいいと思う人もいれば、LINEなどで話せるだけでもいいと思う人もいますし、そういうのいらないって思う人もいると思うので。
── ありがとうございます。お客さまとの向き合い方はどうですか?
小峰ゆうなさん:おもてなしの心は忘れないようにしたいです。
トリートメントの技術は磨いていくことは当然として、例えば夏の暑い日は冷たいおしぼりを用意したり、急な雨に備えて傘を用意したり…。
あとはここに来てよかったと思ってもらえるようなプレゼント企画も考えています。「8月は〇〇をお渡しする」みたいな。
メンズエステ的なエロスだけでなく、おもてなしの心も忘れない。“エロス+おもてなし”を追求していきたいですね。
Twitterは集客ばかりを意識しない。“集客せずに集客する”ことが大切
── いろいろお聞かせいただきありがとうございます。小峰さんご自身がこれまで意識してやってきたことはありますか?
小峰ゆうなさん:Twitterでキャラ売りをしていることでしょうか。かなり意識しています。
「お店を出すために稼ごう」と思ったら、あとはいくら稼がないといけないのか、どのくらい貯めないといけないのかを決めて行動するだけでした。
そのためには目標としている集客数が必要でした。その集客手段のひとつとしてTwitterには力を入れましたね。
── 例えばどんなことを意識してきましたか?
小峰ゆうなさん:ネガティヴなことはつぶやかない、リプライにはリプライで返すなど自分ルールがいくつか存在します。
毎日1投稿すると決めているのですが、その投稿内容も趣味の料理やポールダンスのことばかり。「小峰ゆうな」というセラピストのプライベートが少し見え隠れするような投稿を心がけています。
── なるほど。「Twitter難しい。何投稿すればいいかわからない」という方も多いと思うのですが、なにかアドバイスはありますか?
小峰ゆうなさん:Twitterで“集客”しようとしてるんじゃないかなと思います。どうやったら集客できるかわからない。だから何を投稿すれば良いかわからないという感じではないでしょうか。
確かに集客のためにやるのですが、そこばかり意識するとうまく集客できていないときに「Twitterなんか意味ない」と思っちゃうんだと思います。もっと気楽に“挨拶だけ”とかなんでもいいんですよ。
そういう意味ではしないよりはしたほうがいい。些細なことでもいいのでツイートを続けることが大切です。その方がどういう生活をしているのかが見え隠れすることで、お客さまからすると選ぶ基準になるんじゃないかなと思います。
── 気楽にやるのは大切かもしれませんね。とはいえ、Twitterは煩わしいこともあると思うのですが、そこはいかがですか?
小峰ゆうなさん:見たくないものは見ない。それだけ(笑)。SNSは余計なストレスがないようにしたいですね。
勝負は最初の3ヶ月。お客さまが喜ぶ顔を思い浮かべながら運営する
── 8月3日にオープンしますが、オーナーとしての意気込みを教えてください。
小峰ゆうなさん:まず、お店はオーナーとしてではなく「小峰ゆうな」としてやっていきたいなと考えています。もちろん、オーナーでないとできない仕事は行いますが、いちセラピストであることも忘れたくはないです。
勝負は3ヶ月だと思っています。
「トリートメント上手いよね」「密着楽しいね」など、技術面で喜んでいただくことは前提として「同じお金を払うなら、アロマロールに来たい」と思ってもらえるようにしたいです。
だからお店としてのプレゼント企画も考えていますし、ここに来てよかったと思ってもらいたい。そういうおもてなしの心は持ちながら運営したいですね。
── 僕もそうなのですが、プレゼント選びやお土産選びはワクワクするタイプですか?
小峰ゆうなさん:そうですね。好きですね。
旅行とか行くと「〇〇さん、これ好きかな?」とか頭のなかで想像します。喜んでくれている顔を思い浮かべるのが好きなんですよね。
これ施術でも同じことが言えると思っていて、長年通ってくださっている方にも「すごく楽しい」「新しい技いいね」と言ってもらえると嬉しいんです。
「ちゃんと考えてやってよかったな」と思える瞬間ですね。
── 素晴らしいですね。
小峰ゆうなさん:だからこの3ヶ月は考え抜いて理想のお店を作っていきたい。
オイルや紙パンツ、アメニティの種類は充実させて、部屋にもこだわる。お客さまもセラピストも過ごしやすい環境を作り、双方から愛されるお店作りをしたいですね。
だからもっと知名度も上げたいし、来てくださるお客さまや在籍しているセラピストと一緒に作り上げていくお店にしたいです。
私はそのためにやるべきことをやるだけです。
── ありがとうございました。
インタビューを終えて
オーナーセラピストさんや独立したいセラピストさんが増えてきましたね。小峰さんもその流れに乗った1人かと思います。
明るく素敵なお人柄でニコニコと楽しそうに話す小峰さん。その裏には揺るぎない一本の軸があり、それを大切にしたいという熱い想いを感じました。自分もかなり刺激を受けました。
今日のお話を伺って、素敵なお店になる予感しかしません。今後の動向にも注目したいメンズエステです。
インタビューを行った店舗
AROMA L’OR – アロマロール – | |
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エリア | 東新宿 |
業種 | メンズエステ |
電話番号 | 070-1362-9925 |
営業時間 | 12:00〜26:00 |